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愛車と静かに暮らす家

愛車と静かに暮らす家

府中市桜が丘 | オートクチュール

Basic Info

2024年竣工:府中市桜が丘

敷地面積:215㎡ 65坪

建物面積:107㎡ 32坪

構造・規模:木造平屋 1LDK

Spec

C 値(気密性能):0.31㎠/㎡

Q 値(断熱性能):1.73W/㎡・K

UA値(断熱性能):0.36W/㎡・K

太陽光パネル:16.68Kw搭載

Constructor

建物設計施工:418BASE

エクステリア:418BASE

Making Story

愛車への情熱から始まった家づくり

「施工事例の雰囲気が、とても気に入って」。2024年の初め、そう言って私たちのスタジオを訪ねてくださったF様。家づくりの物語は、この一言から始まりました。

F様が何よりも大切にされていたのは、5台所有されている愛車との暮らし。そのため、「2台分のビルトインガレージ」と「日常使いの車の駐車スペース」の確保は、家づくりにおける絶対条件でした。もちろん、建物の性能やデザインにも妥協はしたくない。

そんな熱い想いを受け、私たちはご予算とご要望を両立できる府中市桜が丘の土地をご提案し、F様の夢を形にする計画がスタートしました。

対話で磨かれた「引き算の美学」

当初、F様がイメージされていたのは、吹き抜けと大きな窓がある開放的な「2階建ての家」でした。しかし私たちは、これからの暮らしを第一に考え、あえて「平屋」のプランをご提案しました。

将来も暮らしやすい動線、平屋ならではの落ち着いた光の取り入れ方、そして、華美な装飾を削ぎ落としたシンプルな外観の美しさ。

私たちの想いを丁寧にお伝えしたところ、F様は深く頷き、「このプランで進めよう」と、大切な家づくりを私たちに託してくださいました。この瞬間から、私たちの家づくりは、F様と二人三脚で進める家づくりに変わりました。

暮らしの中心に「車」を据えたこの平屋では、ガレージから直接室内へ入れるオーナー様専用の動線を確保。天井は床の色に合わせて特注した木目で落ち着きを演出し、玄関の壁には本物のタイルを縦に長く貼る「すだれ貼り」で空間に高さを感じさせるなど、一つひとつの要素を吟味しました。

不要なものを足すのではなく、本当に価値のあるものだけを残していく。F様と共有した「引き算の美学」が、この家の隅々にまで息づいています。

愛車と過ごす、心豊かな時間

完成した住まいは、F様の美意識が隅々にまで息づく、静かで豊かな時間が流れる空間です。

愛車をガレージに収め、オーナー様専用の扉を開けると、そこはもう心安らぐプライベートな空間。このスムーズな動線は、車を愛するF様にとって、毎日の帰宅を少し特別なものにしてくれます。

リビングのソファに深く腰掛ければ、計算された窓の高さが、庭の緑を一枚の絵画のように切り取ります。ダイニングからふと目をやれば、西側の出窓が視線を優しく外へと導き、空間に心地よい広がりを与えてくれる。

機能性だけでなく、手すりの高さ一つにも「美しさ」を求めたい。そんなF様との対話を重ねたことで、家全体に統一感が生まれ、凛とした空気が流れました。

F様のこだわりと、私たちの設計思想が響き合って生まれたこの住まい。それは単なる箱ではなく、これからの人生を豊かに彩る、世界で一つの舞台です。

Concierge’s Comment

以下の内容は担当コンシェルジュ「昇高佑典」からのコメントです。

F様、この度はご新築おめでとうございます。また、完成したお住まいを6ヶ月もの間、モデルハウスとしてお貸しいただき、心から感謝しております。

見学に訪れた皆様から「本当に素敵な家ですね」というお言葉をいただくたび、F様と共にこの家を創り上げられたことを、誇らしく感じておりました。

この洗練された空間が生まれたのは、F様が私たちの「引き算の考え方」に深く共感し、提案を信じてくださったからです。

一つひとつ要素を吟味し、本当に価値のあるものだけを残していく。その過程をご一緒できたこと、そして「二人三脚で作り上げた」と心から感じられるこの一邸は、私たちにとって宝物です。

これからも、このお住まいがF様の暮らしと共に、さらに味わいを増していくことを楽しみにしております。末永く、暮らしのサポートをさせていただければ幸いです。

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