やさしさと暮らす家

Basic Info

2023年竣工：福山市神村町

敷地面積：165㎡　50坪

建物面積：107㎡　32坪

構造・規模：木造2階建　3LDK

Spec

C 値（気密性能）：0.29㎠/㎡

Q 値（断熱性能）：1.53W/㎡・K

UA値（断熱性能）：0.39W/㎡・K

太陽光パネル：10.05Kw搭載

Constructor

建物設計施工：418BASE

大工棟梁：藤谷

エクステリア：418BASE（担当/昇高佑典）

Making Story

第1章 運命的な出会いと素早い決断

N様との家づくりがスタートしたのは、2021年の秋。モデルハウス見学のイベントに来場いただいたことがきっかけでした。

その時、新たに第一子を迎えたN様ご家族は、子育ての環境を重視して新たな住居を探していました。

そこでコンシェルジュが最初に取り掛かったのは、土地探しのサポート。

お二人が具体的に求めていた土地の条件は、次のようなものでした。

・公務員としての転勤を考慮したアクセスの良さ
・奥様の実家からのサポートを得やすい立地
・水害のリスクが低く、現在の住まいから遠くないエリア

これらの要望に対して、コンシェルジュ自らが提案したのは福山市神村町の分譲地。全7つの区画の中から、南側に道路がある約50坪の区画でした。

この土地を選んだ理由は、N様ご家族が求める「広い駐車場、プライベートな庭、そして開放的な室内」を実現できると判断したからです。

結果として、N様ご家族は私たちの提案した土地の購入を即決し、家づくりの次のステップに進むことになりました。（2022年春頃）

第2章 全てを実現する革新的なアイデア

土地の目星が付いたところで、コンシェルジュを含む設計チームはプラニングをスタートさせました。

N様ご家族からの間取りに対する要望は以下の通りでした。

・明るく広く感じるリビングにしたい
・1Fには畳とヌック、ファミリークローゼットが欲しい
・回遊できる動線で、家事動線は短くしたい

これらの要望を全て50坪の土地で叶えようとすると、各スペースや機能が窮屈になり、住み心地の良い家を作ることが難しい。

しかし、いくつかの試行錯誤を重ねて、コンシェルジュと設計チームは『機能のかけ合わせ』という新たな解決策を見つけ出しました。

1.吹抜リビング×小上がり畳スペース
2.リビング階段×階段下ヌックスペース
3.全館空調×回遊性のある生活動線

たとえば、吹抜リビングはソファーの代わりとして、小上がりの畳に腰掛けたり、寝転がってくつろぐようにデザインしました。

さらに寛ぐだけでなく、両親が宿泊するときの半個室や、子どものお昼寝部屋としても利用可能です。

このように各スペースの機能を組み合わせることで、開放感と機能性を両立しました。

詳しくはコンシェルジュが解説するルームツアーでご紹介しています。

第3章 暮らしやすさを追求して

設計チームが生み出したのは、機能的なアイデアだけではありません。

それは、子育てを安全で楽しいものにするための独自の「目線」に基づいた設計でした。

南面道路の家でよくある問題は、採光のために道路に面した窓を設けると、視線を遮るためにカーテンを閉じる生活になってしまうこと。

この問題に対処するために、連続する吹き抜け窓を目線より少し高く設置し、外からの視線を遮断しました。また、庭に繋がる窓は外からの視線が気にならない建物の西側に設けました。

これにより、家族のプライバシーと安全を守りつつ、外部とのつながりを感じることができる空間を作り出しました。

Concierge’s Comment

以下の内容は担当コンシェルジュ「昇高佑典」からのコメントです。

当物件を担当したコンシェルジュによるルームツアー動画をYOUTUBEにてご覧いただけます。

写真モデル：オーナー様