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深みのある大人モダンな家

深みのある大人モダンな家

府中市広谷町 | ベーシック

Basic Info

2024年竣工:府中市広谷町

敷地面積:212㎡ 63坪

建物面積:116㎡ 35坪

構造・規模:木造2階建て 4LDK

Spec

C 値(気密性能):0.09㎠/㎡

Q 値(断熱性能):1.28W/㎡・K

UA値(断熱性能):0.44W/㎡・K

太陽光パネル:10.95Kw搭載

Constructor

建物設計施工:418BASE

大工棟梁:作原義伸

エクステリア:418BASE(担当/昇高佑典)

Making Story

第1章 地域密着の家づくりを求めて

H様ご家族との家づくりが始まったのは、2023年10月のことでした。ものづくりに携わるご主人は、住宅の建設現場に足を運ぶ機会も多く、「地場の住宅会社と家づくりをしたい」という明確な希望を持たれていました。

その理由は、単にデザイン性やコスト面での判断ではなく、住宅性能による住みやすさや施工品質といった、数値では見えにくい部分にこそ価値を感じているからでした。

一方で、仕事と子育てに忙しい日々を送る中で、家づくりにかけられる時間が限られているため、「プロから提案されるシンプルで納得できる間取りをベースにカスタマイズしたい」という具体的な要望もお持ちでした。

そんなH様ご家族に提案させていただいたのが、418BASEの「ベーシック」という規格住宅プランです。ベーシックは、こだわりのポイントを絞りながらも、ベースプランをもとに効率的で確実な家づくりが可能なモデル。打ち合わせの回数を減らしても失敗のない家づくりを実現する仕組みです。

この提案にH様ご夫婦は大変共感され、「自分たちの時間を有効に使えそう」と気に入っていただき、ベーシックモデルを基にした家づくりが本格的に始まりました。

第2章 理想の土地を求めた挑戦の日々

H様ご家族の家づくりは、まず土地探しから始まりました。ご希望をヒアリングし、土地選びの優先順位を次のように整理しました。

  1. お子様の学区を変えない範囲で探したい。
  2. 土地よりも建物に費用を割きたい。
  3. 駐車場は2台以上、可能であれば臨時用も1台確保したい。
  4. 太陽光発電を設置して光熱費を下げたい。
  5. 建物外観は三角屋根にしたい。
  6. ご主人の仕事場に近い土地が望ましい。

これらの条件を基に探し始めましたが、ご希望のエリアは新しい土地の流通が少なく、接道や境界に問題を抱えるケースも多い地域でした。そのため、土地選びには苦戦する日々が続きました。

並行して、ライフプランニングや住宅ローンの返済計画を進めながら、条件に合う土地を探し続ける中で、ご夫婦が見つけて提案してくださったのが、賃貸物件からも仕事場からも近い変形地の土地でした。

この土地は、間口が狭く、形状に工夫が必要な条件でしたが、その分坪単価が相場よりも低く設定されており、予算を建物に多く配分することが可能でした。不動産会社との交渉を経て、土地購入が無事決まり、H様の家づくりが具体的に動き出しました。

ただし、この敷地は北側道路に接していたため、以下の条件のうちいずれかを諦める必要がありました。

  • 太陽光発電を設置することで光熱費を下げる。
  • 建物外観を三角屋根にする。

ご夫婦と優先順位を再確認した結果、太陽光発電を優先し、三角屋根の条件を断念。代わりにシンプルながらモダンで洗練された外観デザインをご提案したところ、大変ご満足いただけました。

第3章 家族を包む安心の住まい

完成した住まいは、H様ご家族の「効率的で快適な暮らし」を追求した理想の家となりました。土地の形状を活かした設計と、ベーシックモデルを基にしたカスタマイズによって、シンプルながらも住みやすさとデザイン性が両立した住まいが完成しました。

こだわりのポイント

  • お子様がのびのびと遊べるリビングは、家族が自然と集まる広々とした空間に。
  • ご夫婦の好みであるダークトーンを基調としながら、落ち着きのある室内に。
  • 家事の効率を重視し、水回りの動線を短く設計。忙しいご夫婦にも負担が少ない工夫を施しました。
  • 太陽光発電と高断熱仕様により、エネルギー効率の良い住まいを実現。光熱費を大幅に削減しつつ、年中快適な室内環境を提供しています。

外観は三角屋根を諦めた分、フラットな形状を採用。無駄のない洗練されたデザインが敷地全体と調和し、周囲の景観とも美しく馴染んでいます。結果的に、この外観はH様ご家族にも非常に好評をいただきました。

Concierge’s Comment

以下の内容は担当コンシェルジュ「昇高佑典」からのコメントです。

H様ご家族との家づくりで最も印象に残ったのは、お庭づくりのエピソードです。お引渡し時にいただいた色紙には、こんな温かいメッセージがありました。

「植物を植え込みしている佑典さんの姿がかっこよかったです。」(ご主人より)

「植物の名前を教えてくれてありがとう!」(長女ちゃんより)

この言葉をいただいたとき、建物だけでなく、土地探しから庭づくりまでトータルでサポートできたことを、心から嬉しく思いました。H様ご家族と一緒に育てたお庭が、これからの暮らしに彩りを添え、家とともに成長していくことを楽しみにしています。

お庭に植えたレモンの木が実を結び、お裾分けしていただける日を心待ちにしながら、これからもお近くでサポートを続けてまいります。

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